![GIMPで描いた虫メガネ](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844237?w=200&h=200)
久し振りのチュートリアルです。
GIMPを使って横にある画像のような虫メガネの画像を作成します。横の画像はクリックすると拡大表示します。
今回の手順です。
以下、画像はクリックすると拡大します。
また、色の指定はHTML表記で行っています。下の画像は#0000ccを指定した時のものです。
![081217infomation01.jpg](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1229511742?w=400&h=280)
Step1.レンズの外枠の作成
GIMPを立ち上げ、
ファイル>新しい画像から画像を新規作成します。
サイズは600×400ピクセルで説明していきます。
レイヤー>レイヤーを追加などから新しいレイヤーを作成します。
![GIMPツールアイコン・楕円選択](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867167)
(楕円選択)で画像の右上辺りに選択領域を作ります。
![GIMPツールアイコン・塗りつぶし](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867267)
(塗りつぶし)で選択領域を
#ccccccで塗りつぶします
選択>選択を解除で選択範囲をクリアします。
レイヤー>レイヤーの自動切り抜きでレイヤーのサイズを変更します。
レイヤーウィンドウの複製ボタンで、このレイヤーを30枚複製します。
![レイヤーの複製](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844239?w=337&h=422)
以下の手順で複製したレイヤーを1ピクセルづつずらします。
![GIMPツールアイコン・整列](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867223)
(整列)をクリック。
画像ウィンドウで一番上のレイヤーをクリックして最初のアイテムに指定します。この時レイヤーの四隅に黒いマークが付きます。
次に並べるレイヤーを指定するためShiftキーを押しながら、レイヤーを覆う範囲をマウスでドラックします。
ツールオプションで、オフセットを1にし、「上端を基準に並べる」をクリックします。
![整列ツール](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844240?w=400&h=373)
1番上のレイヤーと1番下のレイヤーを非表示にして、残りのレイヤーを
画像>可視レイヤーの統合で1枚にします。
背景レイヤーを表示させます。
![レイヤーの統合](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844241?w=400&h=263)
Step2.レンズの外枠に光沢をつける
先ほど統合したレイヤーを選択したまま、
レイヤー>透明部分>不透明部分を選択領域にで選択領域をつくります。
レイヤー>レイヤーを追加![GIMPツールアイコン・ブレンド](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867268)
(ブレンド)で次のように設定します。
グラデーション | : | Crown molding |
---|
形状 | : | 線形 |
---|
選択領域の右端から左端にグラデーションをかけます。
フィルタ>ぼかし>ガウシアンぼかしでぼかし半径を40にして、ぼかしをかけます。
さらに、レイヤーウィンドウでモードを
ソフトライトにします。
![グラデーションとレイヤーモードの変更](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844267?w=400&h=263)
一番上のレイヤーを表示します。
このレイヤーを選択したまま
レイヤー>不透明部分>不透明部分を選択領域にで選択領域をつくります。
![GIMPツールアイコン・ブレンド](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867268)
(ブレンド)で次のように設定します。
描画色 | : | #999999 |
---|
背景色 | : | #cccccc |
---|
グラデーション | : | 描画色から背景色(RGB) |
---|
形状 | : | 線形 |
---|
選択領域の左上から右下にかけてグラデーションをかけます。
レイヤー>レイヤーを追加![GIMPツールアイコン・ブレンド](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867268)
(ブレンド)で次のように設定します。
グラデーション | : | Flare Glow Angular 1 |
---|
形状 | : | 線形 |
---|
選択領域の左上から右下にかけてグラデーションをかけます。
フィルタ>ぼかし>ガウシアンぼかしぼかし半径を20にして、ぼかしをかけます。
レイヤーウィンドウでモードを
オーバーレイにします
![グラデーションとレイヤーモードの変更](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844270?w=400&h=271)
Step3.レンズを描く
レイヤー>レイヤーを追加選択>選択領域を縮小で選択範囲を10ピクセル縮小します。
選択領域を色、
#ccccffで塗りつぶします。
レイヤー>レイヤーを追加![GIMPツールアイコン・ブレンド](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867268)
(ブレンド)で次のように設定しグラデーションをかけます。
描画色 | : | #ffffff |
---|
背景色 | : | #000000 |
---|
形状 | : | 形状広がり(球面) |
---|
レイヤーのモードを
スクリーンに設定。
レイヤー>レイヤーを追加描画色を
#999999にします。
編集>選択領域の境界を描画で、線の幅を1ピクセルにして「ストローク」をクリック。
選択>選択を解除フィルタ>ぼかし>ガウシアンぼかしぼかし半径を3にして、ぼかしをかけます。
![選択領域の境界を描画](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844300?w=400&h=265)
Step4.虫メガネの柄の部分を塗りつぶす
レイヤー>レイヤーを追加![GIMPツールアイコン・矩形選択](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867166)
(矩形選択)を使って、下の画像のように選択し、領域を
#000000で塗りつぶします。
![虫メガネの柄の部分を塗りつぶし](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844301?w=400&h=265)
続けて、
![GIMPツールアイコン・楕円選択](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867167)
(楕円選択)を選択し、ツールオプションで「値を固定」にチェックを入れ、
縦横比を選択します。値は
1:1に設定します。
![楕円選択のツールオプション](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844302?w=227&h=449)
先ほど塗りつぶした選択領域の片側で、幅がそろうように楕円選択を指定し、
#000000で塗りつぶします。
選択時は拡大すると作業がし易いです。
![虫メガネの柄の部分の塗りつぶし](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844326?w=400&h=270)
Step5.柄の部分に光沢をつける
レイヤー>透明部分>不透明部分を選択領域へレイヤー>レイヤーを追加選択領域を
#999999で塗りつぶします。
![GIMPツールアイコン・移動](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867222)
(移動)のオプションで、移動対象を選択領域に切り替えます。
![移動ツール](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844327?w=228&h=337)
選択領域を下の画像のように、右上に移動させます。
編集>消去選択>選択を解除フィルタ>ぼかし>ガウシアンぼかしぼかし半径を20にして、ぼかしをかけます。
![ガウシアンぼかし](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844329?w=400&h=262)
以下の手順で、はみ出たぼかし部分を消去します。
黒で塗りつぶした柄の部分を描いたレイヤーを選択し、
レイヤー>透明部分>不透明部分を選択領域に選択>選択範囲を反転先ほどぼかしをかけたレイヤーを選択して、
編集>消去選択>選択を解除![はみ出たぼかし部分を削除](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844330?w=400&h=266)
Step6.レンズと柄のつなぎ部分を描く
レイヤー>レイヤーを追加![GIMPツールアイコン・パス](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867194)
(パス)を使って下の画像のようにパスをつなぎます。
![パスでつなぎ部分を作成](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844356?w=400&h=274)
ツールオプションの
パスを選択範囲にをクリックします。
![パスを選択範囲に](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844357?w=241&h=404)
![GIMPツールアイコン・ブレンド](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867268)
(ブレンド)で次のように設定します。
グラデーション | : | Brushed Aluminium |
---|
形状 | : | 線形 |
---|
選択領域の右端から、左方向へ、選択領域を超えてグラデーションをかけます。
![グラデーションをかける](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844359?w=400&h=252)
Step7.柄の部分を移動させる
選択>選択を解除レイヤー>下のレイヤーと統合を繰り返し、柄の部分のレイヤー3枚を統合します。
レイヤー>レイヤーの自動切抜き![GIMPツールアイコン・回転](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867225)
(回転)で適当な向きに回転させます。回転させる角度は、描いた絵の大きさや位置によって変わりますので、各自調整してください。
![GIMPツールアイコン・移動](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1193867222)
(移動)でレンズと整合的な位置へ移動させたら完成です。
![GIMPで描いた虫メガネ](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4d4434f1cd51bd008a449b05065fa3ae/1237844360?w=400&h=266)
いつも書いていますが、使っている値、色などは必要に応じて変更して、自分好みのものに仕上げてみてください。。
おしまい。
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