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GIMP思い込みチュートリアルGIMPの使い方

画像編集ソフトGIMPの使い方(チュートリアル)を中心に、GIMPに関する事を書いています。
思い込みで書いている部分もあると思いますので、コメントでのご指摘、随時募集中です。

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GIMPで氷のテキストを作成する方法

GIMPで作る氷のテキスト久しぶりのチュートリアルです。
今回は横の画像のような氷のテキストを作成する方法です(画像はクリックで拡大します)。

詳細は以下のとおり。
今回の手順。


以下、画像はクリックすると拡大します。
また、色の指定はHTML表記で行っています。下の画像は#0000ccを指定した時の場合です。
081217infomation01.jpg



Step1.ファイルの新規作成


GIMPを立ち上げ、ファイル>新しい画像から、新しい画像を用意します。
サイズは640×400ピクセル。

GIMPツールアイコン・塗りつぶし(塗りつぶし)で背景を#000000(黒色)で塗りつぶします。

レイヤー>レイヤーを追加などから新しい透明なレイヤーを作成。GIMPツールアイコン・塗りつぶし(塗りつぶし)で全体を#ffffff(白)色で塗りつぶします。



Step2.テキストの入力


GIMPツールアイコン・テキスト(テキスト)で以下のように設定して、文字を打ち込みます。

テキストの設定

フォントComic Sans MS Bold
大きさ120
#000000


GIMPツールアイコン・移動(移動)やGIMPツールアイコン・整列(整列)を使って、テキストを好みの位置へ動かします。

テキストの配置


移動したら、レイヤー>透明部分>不透明部分を選択範囲になどから、文字部分を選択範囲に指定します。
この選択範囲は後ほど使うため選択>チャンネルに保存で、この選択領域をチャンネルに保存しておきます。
選択>選択を解除で選択を解除します。

テキストのレイヤーを選択して、レイヤー>下のレイヤーと統合などから、テキストのレイヤーと白く塗りつぶしたレイヤーを1枚のレイヤーにします。
レイヤーの統合



Step3.バンプマップの適用


フィルタ>ぼかし>ガウシアンぼかしでぼかし半径を10pxにしてぼかしをかけます。
ガウシアンぼかしを適用

このレイヤーは視覚的に必要ないので、レイヤーウィンドウで非表示にしておきます。
レイヤーの非表示


新しいレイヤーを作成し、#999999で塗りつぶします。

フィルタ>マップ>バンプマップで以下のように設定。

バンプマップの設定

バンプマップ非表示にしたテキストのレイヤーを指定
方向135
持ち上げ30
深度2

バンプマップの結果



Step4.グラデーションマップの適用


GIMPツールアイコン・ブレンド(ブレンド)でグラデーションをCrown molding(Crown molding)に設定。
色>マップ>グラデーションマップを適用。
グラデーションマップの結果

チャンネルウィンドウの下にあるピンク色の四角いアイコンをクリックして、保存しておいた選択範囲を指定します。
チャンネルから選択範囲の呼び出し

選択>選択範囲を拡大で選択範囲を6px拡大します。

バンプマップを適用したレイヤーをアクティブにします。
選択>で選択範囲を反転。編集>消去などから文字の外側部分を消します。
選択>選択を解除で選択を解除。
文字の外側を消去



Step5.明るさの調整


色>明るさ-コントラストで以下のように設定。
明るさの調整

明るさ:127

明るさの調整後



Step6.ヒビ割れを描画


新しい透明なレイヤーを作成します。
レイヤー>レイヤーサイズの変更で、以下のように設定し、レイヤーサイズを2倍にします。
レイヤーサイズの変更

1280
高さ800
オフセット「中央」をクリック


GIMPツールアイコン・塗りつぶし(塗りつぶし)で以下のように設定し、サイズ変更したレイヤーを塗りつぶします。

塗りつぶしの設定

塗りつぶし方法パターン塗り
パターンDried mud Dried mud


レイヤー>レイヤーの拡大・縮小で以下のように設定し、レイヤーサイズを元のサイズにします。

サイズの変更

640
高さ400


チャンネルウィンドウで、保存していた選択範囲を適用し、6ピクセル拡大します。
チャンネルから範囲を呼び出し

パターンで塗りつぶしたレイヤーをアクティブにします。
選択>選択範囲を反転
編集>消去
選択>選択範囲を解除
塗りつぶし結果

色>脱色明度を選択して「OK」をクリック。
色>しきい値で左側の三角印を130くらいに設定
しきい値の変更

色>階調を反転
レイヤー>透明部分>色を透明度にで透明にする色を#000000に設定。
黒色を透明度に設定

フィルタ>ぼかし>ガウシアンぼかしでぼかし半径を2pxにして適用。

レイヤーウィンドウでこのレイヤーの透明度を35くらいにします。
透明度の変更



Step7.テキストの縁をぼかす


チャンネルウィンドウで、保存していた選択範囲を適用し、6ピクセル拡大します。
チャンネルから選択範囲を呼び出し

新しい透明なレイヤーを作成します。
選択範囲を#ffffffで塗りつぶします。
塗りつぶし

選択>選択範囲の縮小2px縮小します。
編集>消去
選択>選択を解除
フィルタ>ぼかし>ガウシアンぼかしでぼかし半径を10pxにして適用します。
文字の縁をぼかす



Step8.文字の反射


表示しているレイヤーで、背景以外の3つのレイヤーをそれぞれ複製します。
レイヤーウィンドウで「下のレイヤーと統合」や「可視レイヤーの統合」などを使って、3つのレイヤーを1つのレイヤーにまとめます(下の画像では「下のレイヤーと統合」を使った方法を説明しています)。
レイヤーの複製と統合

まとめたレイヤーを、グラデーションマップをかけたレイヤーの下へ移動させます。
レイヤーの位置変更

レイヤー>変換>垂直反転
GIMPツールアイコン・移動(移動)を使って真下に移動させます。

このときキーボードの下矢印キーを使うと、横にずれずに移動させることが出来ます。
また、同時にShiftキーを使うと大きく移動させることが出来ます。


レイヤーの透明度を50くらいに設定します。
文字の反転



Step9.背景などの描画


新しい透明なレイヤーを作成します。
GIMPツールアイコン・ブレンド(ブレンド)で以下のように設定し、グラデーションをかけます。

グラデーションの設定

描画色#000000
グラデーション描画色から透明

グラデーションの結果

新しい透明なレイヤーを作成します。
GIMPツールアイコン・楕円選択(楕円選択)でテキストの底面あたりを選択します。
GIMPツールアイコン・塗りつぶし(塗りつぶし)で選択範囲を塗りつぶします。

塗りつぶし結果

選択>選択を解除
フィルタ>ぼかし>ガウシアンぼかしでぼかし半径を45ピクセルくらいで適用します。



Step10.雪を描く


レイヤーの最上段に新しい透明なレイヤーを作成します。
レイヤーの追加

GIMPツールアイコン・ブラシで描画(ブラシで描画)で以下のように設定。

ブラシの設定

描画色#ffffff
背景色#ffffff
揺らぎ1
グラデーションで描画描画色から背景色(RGB)

また、ブラシ感度の調整で、不規則変化の「不透明度」「大きさ」にチェックを入れます。


ブラシウィンドウで、間隔を150にします。
ブラシの間隔を設定

雪を降らせたい範囲をドラッグして、雪を描いていきます。
雪の描画

以前作ったクリスマスカードのチュートリアルではパスを使ってやっています。興味がある方はそちらも参考にしてみてください。




Step11.テキストに積もった雪を描く


最後に、GIMPツールアイコン・ブラシで描画(ブラシで描画)で適当にテキストの上に積もった雪を描いて完成です。
ブラシは種類を変えたり大きさを変えたり適当にやってみてください。
氷のテキスト

チュートリアルの画像を撮り終えてから思ったんですが、背景は#000000から#666666のグラデーションをかけておいても良いかも。
氷のテキスト

最後に、いつもの事ながら、使用している設定や値は管理人の適当なものです。
適宜変更して自分好みのものに仕上げて下さい。


・関連記事
氷った雰囲気の文字
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コメント一覧

コメント数:2

No1.楽しいです☆

GIMPって楽しいですね(^^)

2010年 05月 29日

The GIMP

Re:楽しいです☆

コメントありがとうございます。

そうですね、何も無いところから何かを描いていくのは楽しいですね。
上手くいかなくて「どうしたもんかな」と悩んでいる事の方が多いんですが。

2010年 05月 29日

管理人

No2.ドシロウトの疑問点

 大変ご丁寧な説明なのでしょうが、私のようなドシロウトでは、STEP1及び2で詰んでしまいます。
具体的にどのあたりかというと、レイヤーの追加で透明なレイヤーを追加するところまではおそらくできているのでしょうが、それを白で塗りつぶすあたりが、もぉどういう作業をしているのか分かりません。
 そして、STEP2でテキストを打ち込むところでも、真っ黒なところに打ち込む感じになり、文字が見えません。
打ち込んだらこんな感じになるよという白い背景に「THE GINP」の画像がありますが、そこまで到達できません。
こんなドシロウトの私でもできるかどうか、不安になります。
もう少し解説していただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。

2010年 06月 18日

No Name

Re:ドシロウトの疑問点

とりあえず、塗りつぶしとテキストについて簡単に説明しておきます。

●塗りつぶし



①ツールボックスのGIMPツールアイコン・塗りつぶし(塗りつぶし)をクリックします。

②「塗りつぶし方法の選択」ですが、今回は描画色で塗りつぶすので「描画色塗り」にチェックをつけます。

③描画色をクリックして塗りつぶしたい色を選択します。
当ブログでは、色の指定はHTML表記をしていますので、下画像の赤枠部分に色を打ち込みます。



具体的には、
背景を#000000で塗りつぶします。

とある場合、「#000000」が色のHTML表記なので#を除いた6桁の数字「000000」を、打ち込むことになります。

最後に、描画ウィンドウの塗りつぶしたい部分をクリックすれば塗りつぶす事が出来ます。


●テキスト



ツールボックスのGIMPツールアイコン・テキスト(テキスト)をクリックします。

No Nameさんの場合、恐らく背景が黒のところに黒色の文字を打ち込もうとするため、文字が見えないのだと思われます。文字の色を#ffffff(白色)などにしてみて下さい。



とりあえず、コメントに挙がっていた部分の説明は以上です。
その他、まだまだ疑問点等あると思いますが、基本操作については、他のサイトで詳しく説明されていますのでそちらを参照されると良いと思います。

GIMP の使い方 画像編集フリーソフト GIMP
http://www.dougamanual.com/blog/136/

GIMPテキスト入力 | GIMP始めの一歩
http://gimphajime.web.fc2.com/gimptext1.html

GIMP (GNU 画像編集プログラム) 使用のてびき
http://www.geocities.jp/ss2pxd1c/gimp/index.html

他力本願なまとめ方で申し訳ないですが、疑問等ありましたらお気軽にコメントください。

2010年 06月 19日

管理人

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