タイトルの通り「再再掲」という事で、三度目の記事の書き直しになってしまうんですが、Layer Effectsというスクリプトに関してのお話です。
以前まとめた「
再掲「Layer Effects(レイヤー効果)」スクリプトの追加」という記事をチラッと見返したら、スクリプトの入手先ページがリンク切れになっていました。という事で改めてLayer Effectsの導入についてまとめて起きます。
注意ですが、すでにLayerEffectsを導入済みで問題なく動いている方は、改めて導入しなおす必要はありません。軽く無視しちゃってください。
今回はLayer Effectsについて少し具体的な説明も加えておきますので、新たにLayer Effectsを使ってみたいって人や、そもそもLayer Effectsって何?って人は参考にして下さい(参考になるかの保証はしませんが…)。
という事で詳しくは以下の通り。
1.Layer Effects を使って出来る事 まずはLayer Effectsを使って出来る事をまとめておきます。「そんなの知ってるよ。導入方法をとっとと教えろ」て方は
ここをクリック。
Layer Effects をGIMPに入れると
- Bevel and Emboss(ベベルとエンボス)
Bevel and Embossは以下の四つの効果があります
・Outer Bevel(アウターベベル)
・Inner Bevel(インナーベベル)
・Emboss(エンボス)
・Pillow Emboss(ピローエンボス) - Color Overlay(カラーオーバーレイ)
- Drop Shadow(ドロップシャドウ)
- Gradient Overlay(グラデーションオーバーレイ)
- Inner Glow(インナーグロー)
- Inner Shadow(インナーシャドウ)
- Outer Glow(アウターグロー)
- Pattern Overlay(パターンオーバーレイ)
- Satin(サテン)
- Stroke(ストローク)
という機能が使えるようになります。それぞれ、どんな効果が得られるかは、言葉で説明するよりも下の画像を見てもらえば分かると思います。
何の効果も使っていないテキスト(下の画像)に対して効果を適用していきます。
※ 注意 ※Layer Effects は背景が透明なレイヤーに適用されます。上の画像は灰色で塗りつぶされたレイヤーの上に、テキストのみのレイヤーで構成されています(下の画像を参照。画像はクリックで拡大します)。
Layer Effects を使う際は、テキストのみのレイヤーを指定してから使って下さい。
● 08年6月18日 追記
DDDさんからコメントで指摘していただいた通りですが、下で紹介しているLayer Effectsは日本語名のレイヤーに適用するとエラーになる場合が多々あります。
エラーが出る場合は、レイヤー名に問題があるかもしれません。レイヤー名を半角にし直すなどして下さい。Outer Bevel(アウターベベル)不透明部分が膨らんだような効果が得られます。また、方向の項目を「下」にする(仮定する光の向きを変える)と凹んだような効果が得られます。
Inner Bevel(インナーベベル)不透明部分を立体的にします。また、方向の項目を「下」にすると凹んだような効果が得られます。
Emboss(エンボス)不透明部分が膨らんだような効果が得られます。また、方向の項目を「下」にすると凹んだような効果が得られます。
Pillow Emboss(ピローエンボス)」不透明部分の輪郭が凹んだようになります。また、方向の項目を「下」にすると輪郭部分が膨らんだようになります。
Color Overlay(カラーオーバーレイ)不透明部分を指定した色で塗りつぶします。
Drop Shadow(ドロップシャドウ)不透明部分に影をつけます。
Gradient Overlay(グラデーションオーバーレイ)不透明部分を指定したグラデーションで塗りつぶします
Inner Glow(インナーグロー)不透明部分の内側に向けて発光しているような効果が得られます
Inner Shadow(インナーシャドウ)不透明部分の内側に影をつけます。
Outer Glow(アウターグロー)不透明部分の外側に向けて発光しているような効果が得られます。
Pattern Overlay(パターンオーバーレイ)指定したパターンで不透明部分を塗りつぶします。
Satin(サテン)絹のような織物(サテン)の光沢をだします。
Stroke(ストローク)不透明部分の輪郭を縁取りします
てな感じです。どれも地味に使えるスクリプトなので、入れておいて損は無いと思います。
2.Layer Effects の導入方法 次にLayer Effectsの導入方法をまとめます。
使ってみたいって方は、下のページから「layerfx.scm」というファイルをダウンロードして下さい。
Layer Effects | GIMP Plugin Registryダウンロードは下の画像の赤枠部分をクリックすると出来ます。Internet Explorerをお使いの方は、右クリックから「対象をファイルに保存」を選択してください。
(画像はクリックで拡大します)
ダウンロードしたファイルを
C:\Documents and Settings\各自のユーザー名\.gimp-2.4\scriptsに保存してください。
保存後、GIMPを立ち上げて、「Script-Fu → Layer Effects」が存在するか確認して下さい。
(画像はクリックで拡大します)
ちなみに、Layer Effectsは背景が透明のレイヤーにしか適用できません。適用出来ないときは、メニューの各項目が灰色の文字で表示されて選択できないのでご注意を。
PR